側わん症関連書籍

Books on Scoliosis

 

  脊柱側わん症に関する書籍を集めました。 

  残念ながら日本語では、患者向けに書かれた側わん症の本はあまり多くありません。

 下線部をクリックすると、本の詳しい情報を見ることができ、注文もできます。

飛ばない場合には、このページ下の検索ボックスをご利用ください。 

 

 下出真法 『子どもの背骨の病気を治す―脊柱側彎症と子どもの姿勢』(講談社健康ライブラリー) ¥1470

 脊椎の専門医が、患者と家族向けに側わん症についてわかりやすく説明した本です。 

 前半は、背骨の成立ち、姿勢の発達、体を動かすとき骨や筋肉はどのように動くのか、などといったことについて解説しています。

 後半は、側わん症について。 側わん症の治療、妊娠・出産への影響、レントゲン被爆の不安、など。文章も読みやすく、図や写真、レントゲン写真もたくさん載っているので、わかりやすいです。 側わん症と診断されたら、とりあえず一読したい本です。 

 ただ、残念なことに絶版になってしまったようです!

  読んだ方の感想

  ・「なるほどを連発でとても参考になりました。娘は背中を切っていないので治りも早いのかと思っていましたが、この本を読んで納得しました」(スイミングママさん)

  ・「さっそく取り寄せて読んでみました。大人が読んでもいろいろ参考になりますね。昔のことも思い出したりしながら一気に読んでしてしまいました」(ちゃおさん)

 

 

  山田香保里 『ナチュラル』 (海拓社)

 100度を超える重度の側わん症のため肺機能が著しく低下していて、障害者に認定されている女性が、自然分娩での出産に挑戦した体験記。

 読んだ方の感想:

 ・「エピソード的には出産がいかに大変だったかという方に批准が大きかったと思いますが、良い本だったと思います」(優さん)

 

 

 日本側彎症学会(編) 『知っておきたい脊柱側湾症』 (インテルナ出版)  

  もともとは学校の検診担当者向けに書かれた手引書です。側わん症について、カラーイラストや写真をたくさん使って、説明してあります。 

  わかりやすいし、64ページとコンパクトなので、1冊手元においておくといいかもしれません。 

 (Suomiさんと、あきらさんより情報提供していただきました)

 

 蘆田 ひろみ 『バレエ・ダンサーのからだとトラブル (音楽之友社)¥2625

 バレエを愛する整形外科医による、バレエ・ダンサーのためのアドバイスとガイダンス本。

 バレエをやっている人には側わん症が少なくないようです。 著者は長年側わん症やスポーツ医学の研究をされている医師。 219ページ。

 

   この他に、患者向けに書かれた側わん症の本をご存知でしたら、ぜひ情報をお寄せください。

   このページで紹介させていただきます。 きっと多くの方の役に立つことと思います。

   また、このページで紹介している本を読まれた方、よろしければ、感想をここに掲載させていただけませんか?

   いずれの場合も、情報はこちらからお寄せください。 感想や情報とハンドルネーム以外は決して公開しません。

   なお、勝手ながら、上記以外の内容についての送信は、ご遠慮下さい。 

 

 

 渡邉 賀子 『女性ホルモンですっきりキレイ』 (ナツメ出版) \1575

 著者は、漢方などの東洋医学の医師。 側わん症の本ではありませんが、

 このHPを開設してから、生理痛など婦人科系の不調についての相談をとてもたくさんいただいたので、その方面の本を1冊ご紹介します。

 この本は、女性のさまざまな不調への対処法として、ツボ刺激、温浴などによるセルフケア、漢方などを紹介しています。 

 絵や図が多く、医師に相談したほうがいい場合の判断基準も示してあります。 

 体の不調は、ちょっとしたことで楽になる場合もあります。自分で解消できるものは早めに解消して、少しでも気持ちよく、毎日を過ごしましょう。

 

  

 

 英語の側わん症関連書籍

 英語では、側わん症に関する本が星の数ほど出ています。

その中でも、英語圏の側彎症患者やその家族にもっともよく読まれているのが、以下の4冊です。

 下線部分をクリックすると、その本の紹介・注文画面に飛べます。

 

 Nancy Schommer "Stopping Scoliosis: The Whole Family Guide to Diagnosis and Treatment"

 ペーパーバック。194ページ。2002年出版。 "Stopping Scoliosis: The Complete Guide to Diagnosis and Treatment(1991年)"の改訂版。

 アメリカの患者の間では「側わん症と診断されたら、まず最初に読むべき本」と言われていて、全米側わん症患者団体(National Scoliosis Foundation)の推薦図書にもなっています。 

 背骨の成立ち、側わん症の見分け方と定義、治療(装具、手術)、変性(老人性)側わん症などについて、多くの医師や患者のインタビューをまじえながら説明しています。 

 著者は、側わん症の手術を2回経験し、側わん症の苦楽を知っている女性科学ジャーナリスト。 

  高校生のとき、女性体育教師に側わんを指摘される。 病院に行き、18歳まで1年間、ひもで締め上げる形式のコルセットをつける。
 しかし効果はなく、20歳のときに手術。 当時は手術後、首から腰まである石膏のギブスを何ヶ月もつけなければならず、彼女も退院後ギブスをつけて大学に通う。 ある日、友人宅でのパーティーで、階段から転落。 自力で起きあがれず、ひっくり返ったカメのように手足をばたばたさせる姿を見て、彼氏は無言で去っていった。
 卒業後、働き始めた24歳のとき、ひどい頭痛に襲われる。 原因がわからず不安な日々が続いたあるとき、ふと「背中の金属かも…」と思い、病院へ行くと、中のインプラントが折れていた! 2度目の手術。 

  現在は、ジャーナリストとして多くの科学記事を執筆中。

 

 Michael Neuwrith & Kevin Osborn "Scoliosis Sourcebook: Everything you need to know about"

 現役の側わん症医師が、患者のためにわかりやすく解説した本。ペーパーバック。256ページ。2001年出版。

 医師が書いているだけあって説明が専門的で、とくに手術についての説明は詳しく、素人にはすぐには理解しにくいかも。 巻末の「よく聞かれる質問」や「用語集」は、わかりやすくまとめられている。  1996年の"The Scoliosis Handbook"の改訂版。

 

 

 Brooke Lyons "Scoliosis: Ascending the Curve"

 この本の特長は、側わん症の心理面への影響にポイントを置いていることです。 側わん症と、その治療法(装具・手術)はもちろん、自分のためのサポート態勢の作り方、セルフ・エスティーム(自尊心)の構築方法、ペイン・マネジメント(痛みのコントロール方法)などについて、大勢の患者の体験談を交えながら書かれています。

 写真がたくさん載っていて、読みやすいです。 1999年出版。ハードカバー。306ページ。

 家族は装具を着け始めた子供にどう接したらいいのか、子供が装具を着けたがらないときはどうしたらいいのか、装具を拒否し手術に至った10代の若者たちの率直な体験談など、側わん症と付き合っていく上で、親にも子供にも役立つ本だと思います。

 著者は、14歳のときに側わん症と診断された女性。 彼女はバレリーナを目指していて、プロになる素質があると目されていました。 もし側わんの手術をすれば背中の柔軟性が失われ、バレリーナの夢を断たれてしまう…そう思った彼女は医師の指示とおり忠実に装具をつけました。 しかし、側わんは進行しつづけ、50度を超えた時点で手術を決断。 バレリーナへの夢は断たれてしまったものの、その後彼女は「ティーンエージャーのための側わん症ホットライン」を開設し、自分の住む地域に「側わん症サポートグループ」を設立。 その経験から、側わん症患者を心理的にサポートするような本が必要だと感じ、この本を書いたそうです。 脊椎の専門医、臨床心理士、ファミリーセラピスト(側わんの手術を2回受けている)の協力を得て書かれています。

 読んだ方の感想

  「この本は体験談がとても充実している上に、写真が多いのでイメージがわきやすく、元気づけられます。 側わんの気持ちを分かち合いたいと考える成人患者にとって、大変心強い本だと思います」(ちゃおさん)

 

 

 Judy Blume "Deenie"

 側わん症の少女を主人公にしたフィクション小説。 イギリスの側わん症患者団体、Scoliosis Association (UK)の推薦図書にもなっています。 英語も簡単なので、英検2級くらいの英語力があれば、読めそうです。

 モデルをめざしていた13歳の少女ディーニーが、側わん症と診断され、ミルウォーキー装具をつけることになったことをきっかけに、進路、性、親子関係、家の経済状態などについて悩み、人間的に成長していくさまが生き生きと描かれています。 1973年出版 ペーパーバック。144ページ。

  著者の公式ページによれば、この本の隠れたテーマは母娘関係だそう。 本の執筆は、側わん症の装具をつけている少女とその母親に会ったことがきっかけで、娘は自分の側わん症を受け入れているのに、母親は娘の側わん症を受け入れられていない様子なのが印象的だったから、だとのこと。 

 読んだ方の感想: 

  「先日『Deenie』という本を海外から取り寄せて読みました。
  「Deenieというモデルを目指す中1の女の子が側彎症を発症していることに気付き、コルセットを着ける生活を受け入れるまでの話でした。
  「最初にコルセットを着けたとき、父親から「How does it feel like Deenie?(どんな感じだい?)」と聞かれて、「It's like I've got into a cage(おりの中に入ったみたい)」と答える場面や、病院で着けたコルセットをそのまま着けて帰宅するときに車にうまく乗り込めず、乗り込むとき頭を強く車の屋根に打ちつけてしまう、また車に乗って、自分はそれまでのように普通の座席に座っても後ろによりかかることができないことに気付く、等の場面が経験した本人でなければ分からないような感じで印象的でした」 (優さん)(日本語訳はケセラが追加

 

 

側わん症の方々による著作

 

 大橋マキ アロマの惑星

 10代の頃、側わん症の装具を着けていた大橋マキさんによる、アロマテラピーに関するエッセイ本。 

 大橋さんはフジテレビのアナウンサーから、「人を癒す仕事がしたい」とアロマテラピストに転向。 

 そう思った背景には、やはり側わん症で悩んだ10代のときの体験があるようです。

 

 

 Isabella Rosselini "Some of Me"

 イタリアのモデル・女優である、イサベラ・ロッセリーニによる自伝。 ロッセリーニは、往年の大女優、イングリッド・バーグマンの次女。

 本の中では、11歳のときに学校検診で側わん症と診断されたときのことや、側わん症の手術の後、何ヶ月間もギブスを着けてベッドに横になっていたときのことにもふれています。

 

 

 橋田信介 イラクの中心で、バカとさけぶ.』、『戦場特派員、他

 2004年5月、イラクで殺害された戦争ジャーナリストの橋田信介さんの著書。 本書の記述によると、橋田さんも側わんだったようです。

 

他に側わん症の人による著作をご存知でしたら、こちらまで、お知らせください

 

↓本を探すのに、お使いください。

 おまけ:↓健康グッズなどを探すのに、お使い下さい。

  側わん症の人たちから、「ベッドのマットレスをテンピュ-ルのに変えたら朝の腰痛が解消された」、「椅子を背中を支えるタイプのものに変えたら腰痛が楽になった」、「ウォーターベッドのおかげで、背中の痛み知らず」などといった話はよく耳にします。 人それぞれ、体に合うものは違うと思いますが、日々の生活がしんどいときは、日常使うものを変えてみると楽になる場合もあるようです。